不動産会社の選び方

不動産会社を選ぶ際には、以下のポイントに着目してみてください。
特に「誰に頼むのか」を大事に見てください。

【親切な対応をしてくれるかどうか】
物件の説明や契約書の説明を丁寧に行い、質問にも親身に答えてくれるかどうかが大切です。また、要望に合わせた物件を紹介してくれるかも確認が必要です。不動産会社は、お客様が抱える問題を解決するためにお客様の立場に立って考え行動してくれるかどうかを見極めてください。

【担当者との相性と対応】
担当者との相性は、お客様によって異なります。不動産会社によっては、担当者のプロフィールを公開している場合もあります。また、物件の内見時に担当者と直接話をすることができるため、その時に相性を確認することもできます。ただし、担当者との相性が合わない場合があります。会社によって対応は違いますが、他の担当者に変更することができる場合があります。担当者によって保有資格なども違いますので確認してみてください。

【会社の規模・営業エリア】
不動産会社の規模は、大手から中小まで様々です。大手の不動産会社は、全国に支店を持っている場合があります。エリア外の場合には対応可能なエリア担当者に繋げてくれる場合があります。一方、中小の不動産会社は、地域密着型であることが多く、地元に詳しい担当者が多い傾向にあります。また、営業エリアは、物件の種類によっても異なります。例えば、マンションを専門に扱っている不動産会社もあれば、一戸建てを専門に扱っている不動産会社などもあります。

【不動産会社の業態はどうか】
不動産会社は、取り扱う物件の種類によっていくつかに分類できます。その業務内容により「不動産売買」「不動産仲介」「不動産管理」「不動産賃貸」の4つに分類されることが多く、さらに取り扱う不動産の種類によっても分類することができます。また、物件の取引形態による分類もあり、「売主」「代理」「媒介（仲介）」の3種類に分類することができます。
不動産会社を選ぶ際は、その会社がどのような物件や取引形態を扱っているかを確認することが重要です。また、その会社がどのようなサービスを提供しているかも確認することができます。

【信頼できるかどうか・口コミや評判はどうか】
不動産会社の信頼性は、口コミや評判を参考にすることができます。また、不動産業界には、日本不動産協会や全国宅地建物取引業保証協会などの団体があり、加盟している不動産会社は、一定の基準をクリアしていることが保証されています。そのため、加盟している不動産会社は、信頼性が高いと言えます。

【契約書や重要事項説明書を丁寧に説明してくれるかどうか】
不動産取引において、契約書や重要事項説明書の説明を丁寧にしてくれるかどうかは、不動産会社や担当者によって異なります。しかし、宅地建物取引業法第37条の規定で「重要事項説明書」は、契約の成立するまでの間に説明をすることが義務づけられています。また、重要事項説明書には、説明に関する責任の所在を明らかにするため、取引主任者の記名押印が必要です。
もし不動産会社が契約書や重要事項説明書の説明を丁寧にしてくれない場合は、別の不動産会社を探すこともできます。また、契約書や重要事項説明書について詳しく知りたい場合は、不動産会社に直接問い合わせるか、弁護士や司法書士などの専門家に相談することもできます。

【仲介手数料が適正かどうか】
不動産取引には成約した際にもらえる仲介手数料の上限が決まっています。契約する前までに説明を受けることが必要です。会社によっては契約時に仲介手数料の半額を支払う必要がありますので、金額と支払時期を確認することが大事になります。

【場所や物件の種類に詳しいかどうか】
不動産会社が物件の場所や物件の種類に詳しいかどうかは担当者によって異なります。不動産仲介会社は、空き物件の情報を広告して入居希望者を募り、賃貸物件を探している人のサポートをして契約するまでを担当します。一方、不動産管理会社は、賃貸している物件の清掃・メンテナンスなどの管理をおこない、入居者からの隣人トラブルや設備不良などの問い合わせにも対応します。
以上のように、不動産会社によって得意分野が異なるため、物件の場所や物件の種類に詳しいかどうかは、その会社がどのような業務を行っているか確認する必要があります。

【希望条件に合った物件を紹介してくれるかどうか】
お客様の希望に合わせた物件を紹介してくれるかが大切です。不動産会社によっては、お客様の希望条件をヒアリングし、物件を紹介する前に、物件の内見を行うこともあります。また、物件の写真や間取り図を提供することもあります。不動産会社によっては、物件の紹介に特化したサイトを運営している場合もあります。これらのサイトでは、お客様が希望する条件に合わせた物件を検索できるようになっています。

【交通アクセスや周辺環境について詳しく知っているかどうか】
周辺環境については、買い物のしやすさや、教育機関への距離などが重要な要素となります。また、交通アクセスについては、最寄り駅やバス停からの距離や、通勤時間などが重要な要素となります。不動産会社によっては、物件の周辺環境や交通アクセスについて詳しく説明してくれる場合があります。また、物件サイトを利用することで、周辺環境や交通アクセスについて事前に調べることもできます。

【仲介手数料以外にも、必要な費用があるかどうか】
不動産売買において、仲介手数料以外にも費用がかかる場合があります。例えば、印紙代や登記費用、測量費用などが挙げられます。
また、不動産会社によっては、仲介手数料以外の費用についても詳しく説明してくれる場合があります。不動産会社によっては、物件の売買に必要な費用をまとめた「諸費用計算表」を提供している場合もあります。